遺産分割と相続の違いとは?遺産の分割方法についても解説の画像

遺産分割と相続の違いとは?遺産の分割方法についても解説

不動産コラム

遺産分割と相続の違いとは?遺産の分割方法についても解説

この記事のハイライト
●遺産分割とは財産のわけ方を決定することで相続の過程のなかにある手続きの一つ
●相続と混在しやすいが両者の特徴には違いがある
●財産の分割方法には種類があり遺言書の有無によって選ぶべき方法が異なる

相続の発生時は、身内との話し合いや財産の名義変更など、さまざまなことに追われます。
そのなかで、遺産分割は相続とは何か違うのか、疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は遺産分割と相続とはなにか、それぞれの違いや遺産の分割方法について解説します。
一宮市や名古屋市、西尾張エリアで不動産を相続する方は、ぜひ参考になさってください。

知っておこう!遺産分割と相続とは?

知っておこう!遺産分割と相続とは?

まずは、遺産分割と相続とはなにかについて解説します。

遺産分割とは?

遺産分割とは、財産のわけ方を決定することです。
遺言書がある場合、一般的にはその内容に沿ってわけることになります。
もし遺言書がなければ、遺産分割協議が必要です。
遺産分割協議とは、財産のわけ方や取得割合について、相続人全員で話し合うことを指します。
話し合った内容は、遺産分割協議書という書面に残したうえで、全員の署名と捺印が必要です。
なお、相続人となる方は下記のように、優先順位が決められています。

  • ●常に相続人:配偶者
  • ●第一順位:子ども・孫・ひ孫
  • ●第二順位:両親・祖父母
  • ●第三順位:兄弟や姉妹・甥や姪

配偶者は常に相続人となります。
もし配偶者が亡くなっている場合、第一順位、第二順位、第三順位という風に、相続権が移っていく仕組みです。

相続とは?

相続とは、亡くなった方が所有していた財産や権利を、相続人が引き継ぐことです。
ここで言う財産とは、不動産や預貯金だけでなく、下記のようなものも含まれます。

  • ●自動車や絵画などの動産
  • ●株式や有価証券
  • ●損害賠償を請求する権利や賠償義務といった権利や義務
  • ●賃借人や賃貸人などの地位
  • ●未払いの税金や借金などのマイナスの財産

相続とは、プラスの財産だけでなく、マイナスの財産も継承することです。
遺産分割と相続は、法律上は相続と遺産分割を別物として区別しています。
相続の過程のなかに、遺産分割があるイメージです。
両者は混在しやすいですが、異なる意味を持つ手続きといえます。

相続の流れ

財産を所有している方が亡くなったとき、一般的には下記の流れで手続きを進めます。

  • ●遺言書があるか調べる
  • ●相続人となる方が誰かを調べる
  • ●財産を調査する
  • ●遺産分割協議をおこない、話し合った内容を書面に残す

先述のとおり、遺言書がある場合、その内容に沿ってわけるのが一般的です。
ない場合は遺産分割協議をおこない、財産の分割方法やそれぞれの取得割合について話し合います。
遺産分割協議は、財産を取得する権利を持つ、すべての方が揃った状態でおこなわなくてはなりません。
誰か1人でも欠けた状態で話し合いがまとまっても、その協議は無効となります。
そのため、あらかじめ相続人となる方を調査する必要があります。
また、プラスの財産とマイナスの財産、それぞれどのくらいあるのかを調べることも重要です。
あとから分割対象の財産が発見された場合、遺産分割協議をやり直したり、見つかった財産のみを対象とした話し合いが必要になったりします。

▼この記事も読まれています
相続後の不動産売却での注意点とは?名義・売却期限・媒介契約の選び方を解説

遺産分割と相続の違い

遺産分割と相続の違い

続いて、遺産分割と相続の違いについて解説します。

違い

先述のとおり相続とは、亡くなった方が所有していた財産や権利を、相続人が引き継ぐことです。
遺産分割とは、財産のわけ方を相続人同士で話し合い、決定することです。
遺産分割は、財産を取得する権利を持つ方が、複数名いる場合におこないます。
話し合いがまとまるまでのあいだ、亡くなった方が所有していた財産は、相続人同士の共有状態となります。
財産の共有とは、一つの財産に対して複数人の所有者がいる状態のことです。
不動産の場合、それぞれの持分割合に沿って権利を所有することになります。
複数人で共有している場合、全員の同意がないと、売却したり賃貸物件として活用したりといったことが難しくなります。
そのため、共有状態が長く続くことはあまり好ましくないでしょう。

相続するためにはまず遺産分割が必要

先述のとおり、相続の過程のなかに、遺産分割があります。
つまり、遺産分割のステップを経て財産を相続できるということです。
遺言書があれば、その内容に沿って、遺産分割をおこないます。
もし遺言書がない場合は、遺産分割協議が必要です。
協議がまとまったあと、財産をそれぞれの相続人が取得するための、名義変更の手続きをおこないます。

協議が必要ないケース

下記のような場合、遺産分割協議をおこなう必要はありません。

  • ●亡くなった方が遺言書を作成していた
  • ●法定相続人となる方が1人だった

亡くなった方が遺言書を作成していた場合、その内容に沿って財産をわけることになります。
そのため、遺産分割協議をおこなう必要はありません。
また、法定相続人となる方が1人だった場合も同様です。
不動産をはじめとするプラスの財産と、借金や未払いの税金などのマイナスの財産も継承することになります。

▼この記事も読まれています
相続時精算課税制度の概要とは?計算方法と注意点を解説

相続における遺産分割の方法とは?

相続における遺産分割の方法とは?

最後に、相続における遺産分割の方法について解説します。

指定分割

方法としてまず挙げられるのが、指定分割です。
指定分割とは、亡くなった方の遺志に沿って財産をわけることを指します。
遺言書に分割方法について記載がある場合、その内容に従います。
もし遺言の内容が法定相続分と異なっていても、遺言の内容に沿ってわけるのが原則です。
しかし、遺留分の請求が発生した場合は、この限りではありません。
遺留分とは、最低限の財産の取り分のことです。
たとえば遺言書に不公平な内容(すべての財産を長男に取得させるなど)が記載されていた場合、ほかの法定相続人は財産をなにも取得できなくなってしまいます。
そのようなときは、遺留分を請求することによって、最低限の財産を取得することが可能です。
また、財産を取得する権利を持つ方が全員納得していれば、遺言の内容に必ずしも従わなくても問題ありません。

協議分割

遺産分割の方法として、協議分割も挙げられます。
協議分割とは、遺言書がない場合に用いられる方法です。
全員で話し合いのうえ、財産をどのようにわけるか、割合や種類などを決定します。
内容は話し合いで決めるものの、法定相続分に沿って取得するのが一般的です。
それぞれの経済状況や生活状況なども考え、全員が納得するように協議することになるでしょう。

遺産分割がまとまらない場合はどうなる?

全員で話し合いを開始したものの、意見がまとまらず協議が長引くケースも少なくありません。
そのようなときは、調停や審判に進むことになります。
調停とは、調停員が当事者の意見が合うように調整したり、合意に向けた援助をおこなったりすることです。
審判は調停とは違い、さまざまな事情を考慮したうえで、審判による財産の配分をおこないます。
まずは調停をおこない、不成立だった場合は審判に移行するのが一般的です。
審判における判決が、全員の意見と異なる場合でも、その決定に従うことになるでしょう。
なお、調停と審判の申し立てをおこなう場所は、家庭裁判所です。

▼この記事も読まれています
相続時に請求できる寄与分とは?認められる要件と特別寄与料も解説

まとめ

遺産分割とは財産のわけ方を決定することで、相続の過程のなかにある手続きです。
遺産分割は相続と混在しやすいですが、両者の特徴には違いがあります。
財産の分割方法には種類があり、遺言書の有無によって選ぶべき方法が異なります。
一宮市の不動産売却・買取のご相談は地域密着の一宮市不動産売却センターにお任せください。
相続不動産や空き家・空地などを売りたい、というお悩みや心配ごとは弊社が無料で相談を承ります。
ご遠慮なくお問い合わせください。

株式会社カナエル不動産著者画像

一宮市不動産売却センター

一宮市内・名古屋市内全域を中心に、東海エリアにて不動産仲介及び買取り事業を行っております。
ご所有不動産に関する査定・相談は無料にて承っております。
グループ会社に工務店もあり、不動産売買に伴うリフォーム・増改築もトータルでご提案させて頂きます。

■強み
・買取時の仲介手数料不要
・安心の買取保証
・独自の査定方法

■事業
・不動産売却(仲介 / 買取)
・売買物件(マンション / 戸建て / 土地)




一宮市の不動産売却なら株式会社カナエル不動産にお任せください!


お気軽にご相談ください!!



この記事の執筆者

  

このブログの担当者 
渡邉 幸平

   

  ◇一宮市・名古屋市内全域を中心に、
不動産仲介及び買取り事業を行っております。
◇一宮市出身の私は、元銀行系不動産売買仲介会社等に従事した経験があり、実績豊富です。
いつでもお気軽にご相談ください! 

   

”不動産コラム”おすすめ記事

  • 不動産の贈与税とは?親子間でもかかるケースや非課税にするポイントの画像

    不動産の贈与税とは?親子間でもかかるケースや非課税にするポイント

    不動産コラム

  • マンション相続で知っておくべき評価額の仕組み!建物と土地の計算方法とはの画像

    マンション相続で知っておくべき評価額の仕組み!建物と土地の計算方法とは

    不動産コラム

  • 相続は不動産と現金どっちが得?メリット・デメリットを比較し解説の画像

    相続は不動産と現金どっちが得?メリット・デメリットを比較し解説

    不動産コラム

  • 相続時の財産調査は自分でできる?調査方法と判断基準を解説!の画像

    相続時の財産調査は自分でできる?調査方法と判断基準を解説!

    不動産コラム

  • 兄弟のみが相続人になるケースとは?遺産相続割合と注意点も解説の画像

    兄弟のみが相続人になるケースとは?遺産相続割合と注意点も解説

    不動産コラム

  • おしどり贈与とは?適用するための要件やメリットについて解説の画像

    おしどり贈与とは?適用するための要件やメリットについて解説

    不動産コラム

もっと見る